目次
序 文 飛び込んできたノーベル財団からの電話
第1章 日本人ノーベル賞受賞者の系譜
第2章 理解の神さまの言葉1 ノーベル物理学賞授賞者編
第3章 理系の神さまの言葉2 ノーベル化学学賞授賞者編
第4章 理系の神さまの言葉3 ノーベル生理学・医学賞授賞者編
おわりに 日本の科学をガラパゴス化させてはならない
内容説明
しかし、それは先生方のごく一面にすぎません。その人生は波乱に満ちたものであり、苦悩に満ちたものでもあります。時代の波に弄ばれたり、経済的な苦境に立たされたりした方もいますし、愛する人を失うという辛い経験を持った方もいます。そういう意味では、〝理科の神さま〟たちも私やみなさんと同じように、世間の荒波と必死に戦って生きていると言ってもいいでしょう。
だからこそ、先生方の言葉は実に深味があり、味わい深いものとなっているのです。多くの人がノーベル賞を受賞した日本人科学者の言葉に感動したと口にしますが、それも当然のことなのです。
本書を手にとり、先生方の言葉に触れることで、自分の目指すべき道を探したり、希望や勇気を取り戻すきっかけにしていただければ、幸いです。(竹内薫「はじめに」より)
本庶佑【基礎研究が応用につながることは決してまれではないと実証できた。サイエンスは未来への投資だ】
湯川秀樹【一日生きることは、一歩進むことでありたい】
朝永振一郎【ふしぎだと思うこと これが科学の芽です】
福井謙一【ひとりの人間は、無限の過去とつながっている】
白川英樹【夢は、多くもつほど、将来に希望が持てる】
下村脩【いい学校に行けなかったから良い研究ができなかった、そんな考え方はやめてほしいね】
山中伸弥【どんなことでもいいから、「あのときはこんなことに夢中になっていたな」というのがあったら、それがうまく行こうが行くまいが、絶対自分の成長につながっていきます】
ほか、全21人のノーベル賞受賞科学者の言葉