目次
第一章──中国経済大崩壊が始まった
第二章──叩きのめされる韓国
第三章──アメリカはこう動く
第四章──ヨーロッパの経済危機は続く
第五章──日本経済の今後の課題
あとがき──日本の強さの源とは
内容説明
<内容>
2016年初頭、著者がこの本で書いたとおりに、中国株の大暴落が始まった。そしてそれを発端とした韓国経済の破綻が目の前に迫っている。
2016年を迎えた中国・韓国は、もはや「反日」どころではなく、協調路線を模索するしかないところまで追い込まれる。
また、EU諸国の凋落は留まるところがなく、混乱は続く。結局、世界経済を牽引していけるのは、日本とアメリカだけだ。その構造は今世紀いっぱい続くことになる。その理由とは……。
<出版社から>
2016年春を迎え、安倍政権はアベノミクスをさらに推し進めようとしているが、「その方向性は間違っていない」と断言するのは国際エコノミストとして活躍を続ける長谷川慶太郎氏である。長谷川氏は「2016年以降の世界経済は、多くの矛盾を抱えた中国経済の大崩壊に始まり、それに続く韓国経済の破綻が現実のものになり、さらにテロに揺れるEU諸国の経済凋落も続いていく」と大胆に予測、年初来の中国株大暴落を見事に的中させた。
「デフレ基調が続いていく中、世界経済を牽引する力を持っているのは、もはや日本とアメリカを除いて他にない」と言う。その日本を支えるのは、勤勉な国民性と卓抜した技術力である。そして「後は安倍政権が戦後レジームからの脱却を果たし、制度改革を着実に成し遂げられるかどうかの問題だ」とも……。
かつてソ連崩壊を見事に的中させた長谷川氏の〝情報眼〟はまさに驚くばかりだ。