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大西郷という虚像

「明治維新という過ち」完結篇

大西郷という虚像

「なぜ 明治新政府は 反逆者を〝大西郷〟に祭り上げたのか」「西郷の過ちとは」──『明治維新という過ち』ここに完結!

著者 原田 伊織
ジャンル 日本歴史
出版年月日 2016/06/23
ISBN 9784908117213
判型・ページ数 4-6・320ページ
定価 本体1,500円+税
 

目次

◎はじめに
・「官」と「賊」を往復した維新の巨魁
◎第一章 火の国 薩摩
・薩摩おごじょ
・肥後と薩摩 他
◎第二章 西郷と島津斉彬
・「郷中」が育んだ「テゲ」の文化
・島妻 愛加那 他
◎第三章 西郷の幕末動乱
・西郷と島津久光 〜二度目の流刑〜
・「赤報隊」という道具
・無血開城という美談 他
◎第四章 明治復古政権の成立と腐敗
・賞典録と西郷
・明治復古政権の成立
・新政府の腐敗 他
◎終章 田原坂への道
・岩倉使節団と西郷
・明治六年政変と西郷

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内容説明

<内容>

長州と組んで幕府を倒し 長州政権に抗して敗死した

西郷隆盛とは いったい何者だったのか──。

「維新の三傑」と称えられるこの男の衣を剥ぐと

「度量が偏狭で協調性がなく

一度敵とみた者はとことん憎む」

「粘着性をもち 好戦的で常に独走する」

「死の商人グラバーと手を組み

密貿易で長州に武器を渡す」

「江戸でテロ集団赤報隊に無実の人々を殺させ

騒乱を創り出す」

「江戸城無血開城の大西郷伝説は創作である!」

「西郷は 真の征韓論者ではない」──

こんな姿が見えてくる。

そう 彼は まったくグランドビジョンもなく

討幕に突き進んだのである。

〝維新のヒーロー〟として祭り上げられた

大西郷の実相に迫る新維新論。

 

<出版社から>

「明治維新のもう一方の担い手である薩摩はどうなのか? 

吉田松陰や木戸孝允がテロリストなら 西郷はどうなのか? 

大西郷は明治新政府にとって好都合な虚像ではないのか」

『明治維新という過ち』(毎日ワンズ)を拝読して

感動した私たちは 原田伊織先生に

こんな疑問を投げかけ ご執筆を依頼しました。

原田先生は 「実はそこを書かねば明治維新のまやかしを

ハッキリすることは出来ないと思っていました。

これで長州に次いで薩摩にも行けなくなるなぁ(笑)。

でも 書きましょう」とご快諾をいただき

1年に及ぶ執筆期間を経て完成したのが本書です。

「歴史の検証にタブーと例外があってはならない。

たとえ〝大西郷〟であっても虚像は剥がさねばならない」

『明治維新の過ち』『官賊と幕臣たち』(以上 毎日ワンズ)を

読んだ人も 読んでいない人も 維新の実相を明らかにする

〝原田ワールド〟にたっぷりと浸ってください。

 

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